天才TRAVIS・WALKER(トラヴィス・ワーカー)
若干26歳の時にすでに「革の魔術師」と呼ばれていたトラヴィス・ワーカーは、15歳の時にはすでにシルバーアクセサリーやレザーアイテムに携わっていたといいます。そして、ビル・ウォールの元で働きながら、シルバーアクセサリーブランド「トラヴィス・ワーカー」を発表したのです。
現在では、カリフォルニアを代表するジュエラーとなったトラヴィス・ワーカーは、シルバーアクセサリーのみならず、レザーアイテムにもその才能を発揮し、26歳ですでに「革の魔術師」の異名をとっていました。そのデザインセンスはあの「ガボール」にも認められ、ガボールのカンパニーロゴのデザインを彼がしたといいます。
トラヴィス・ワーカーのシルバーアクセサリーには「クロス」「スカル」「ガーゴイル」「アックス」などをメインモチーフにしたものが多く見られましたが、最近では「ミート」(筋肉)をイメージしたものや、石を使ったエレガントな雰囲気のもの、あるいはシンプルなものといった風に、ブランドの幅は広がり続けているようです。
そんな彼の製作方法は、デザインをスケッチしてからシルバーの形にする方法と、いきなりワックスを削りだし、ワックスを削りながらデザインしていく方法なんだそうですよ。
トラヴィス・ワーカーは、シルバーアクセサリーと同じくらい力を注いでいるのが「レザー」ですが、これも彼の大きな魅力になっています。
アイテムは、ウォレットやウェアばかりではなく、スティングレイ(エイ)やシャーク(サメ)をはじめとして、様々な種類の革を使って、スカルやドラゴンを作ってしまうのだそうです。そして、その迫力は凄まじいものがあり、「売って欲しい」という人が頻繁に訪れるようですが、あくまで趣味なので売らないそうです。
「エリック・クラプトン」が来日した際にあるショップに立ち寄り、トラヴィス・ワーカーの商品をごっそり購入していったという逸話もあり、またクラプトンにいたっては、スカルのリングが気に入ったらしく、そのシルバーアクセサリーを付けている写真が多くのメディアで取り上げられたこともあります。